一行詩﹁颱﹂
﹁
あの頃﹂
﹁
この頃﹂
﹁
これから﹂
鍋のなか一緒くたグツグツしたたかでいたい舌先まわれ
、
まわれ悪人は一人もいないらしい退屈 ヘソでも舐めてろ
審判を下すあなたに答がないなんて嘘ですヨ
×
×
さん江﹁
私の方は嘘も放免です﹂
ガラガラ殻回る俺空からから回り
その罪は俺のものくだらないホ
❘
ムル❘
ムそれでも清らかに鳴く正しいおひと
酒飲んで逃げる
、
また酒飲んで逃げる俺なんか消えてなくなれという俺もいて夕焼けの赤
平成九年二月十五日発行
﹁
颱﹂
№337
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