一行詩﹁颱﹂
くらくら暮らし日暮らしまた過ぎている
とけていく手をつなぐ雨が降る
ことわりもなく人を貪る
なんでもないものとしてそこにありたい
暮れていく過ぎていく止まらない歌えない
海を見る手のひらを見る夢を見る
もやもやの中で生きていた
このままが続いている ヤジロベ
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ゆらす平成八年十二月十五日発行
﹁
颱﹂
№335
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