一行詩

ヌラリとしている
ぬらりと
考えている
どのボクから演じようか
遠くまで聞こえるように小声で話す
何とはなしに
でいて
そのままの日
目印は
の中にはない
唇は動き続けている
 
目の中で嘘が泳ぎ続けている
バカなことい
ぱい
 
肩のこ
た天使と悪魔
ぬたく
ている
ヌタク
テいるのだ
平成八年三月十五日発行