一行詩﹁颱﹂
そう思
っ
ているうちに次々
と過ぎていく我に返る
。
鰯雲がひろがっ
ている。
妻がちいさく笑う 妻がちいさく頷く
また少しだけ少女にな
っ
たまん丸の瞳を抱き上げる妻が少年の肩を愛でている 息子十一歳
家族 い
っ
しょ
に歳を喰っ
ていくそれはそれとして
、
やっ
ぱり喰っ
ている平成七年十月十五日発行
﹁
颱﹂
№321
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