一行詩﹁颱﹂
﹁
すべてだ。
﹂
﹁
ほんまに?
﹂
﹁
此処にある。
﹂
﹁
そりゃ
また、
﹂
広
々
とした宇宙に時々
はハエ取り紙回りながら目覚め眠りながら回り続ける
神童死んどう新道 あ
ぁ
❘
、
しんどぅ
桜咲くらん
、
さくら錯乱。
近い近いお日様も音もなくしずむ
あかい赤 カラスがあかい赤
ゆれながらゆれ伝えている
︵
よくある事、
どうでもいい事、
︶
鏡にかがむ点
々
と僕がいて点々
と考えている平成七年五月十五日発行
﹁
颱﹂
№316
copyright© 2010-2012 豊,All Rights Reserved.