一行詩﹁颱﹂
暫くたなびいてからフワ
ッ
と離れる低い眺めが続く
サラサラと流れてふわりと止まる
知らぬ間に一人で居る
トンネルを抜けてからが長い長い
﹁
さて、
﹂
それからも長い歩くしかなくて歩いている
こまねいた手を暮らしに帰す
平成七年三月十五日発行
﹁
颱﹂
№314
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