一行詩

忘れるから生きている
 
そして時
うなされる
窓の外の景色を変えてまたあの教室に来ている
動けないと思
た瞬間に動けなくなる
 
て来る
突然寺院にかわる
 
白塗りのくねる坊さん
かくれているとやがて海になる
そうだ
た俺は飛べたんだ
飛ぶときはいつも平泳ぎで時
電信柱で休む
平成六年七月十五日発行