フリ❘句 vol
4
、
さまざまなフレ❘
ズを時々
牛のようにぼんやりと反芻しているうちに
、
秋になっ
ていました。
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フリ
❘
句7
﹁
秋へ
﹂
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、
風船のようにどんどん自分がふく らんで行くような気がします
。
ふく らみ過ぎると
、
いつか爆発するかもしれない。
それで時
々
ガス抜きが必要になります。
そんなわけで、
今僕は指先からガスを抜いているわけだけれど
、
何だか一度爆発してみても良いかななどと思
っ
たりもしています。
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フリ
❘
句8﹁
中身
﹂
々
の中の中身にあるっ
た中身っ
ぱいにほうばっ
たはずの中身﹁
いっ
たい何の中身なのかな﹂
の中の中身*
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。
だけど、
僕たちがふだん感じている
﹁
時間﹂
は、
人それぞれで随分と違っ
ているような気がします
。
それは、
人の﹁
時間﹂
がその人の呼吸とか鼓動とかに左右されているからかもしれない
、
なんて思っ
たりしています。
きっ
と僕の﹁
時間﹂
も僕の呼吸
、
僕の鼓動なんだと思っ
ています。
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フリ
❘
句9
﹁
カレンダ
❘
﹂
、
目の離せない箱の中身だ、
俺がどれほどかしこいのか、
働いて昼飯、
働いて晩飯っ
しょ
に歳を喰っ
ているっ
て行くまるい目を抱き上げるゃ
ぐ泣く、
私の子供達ょ
っ
とだけ父さんのもの、
今は飯を喰っ
ている*
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、
書きかけてはどことなく気に入らず
。
そんな事をしているうちに十月も半ばになっ
てしまいました。
別に
、
﹁
フリ❘
句﹂
は毎月出すと決めていたわけでもないし、
忘れられた頃にまた届いたほうがインパクトがある
、
などと訳の分からぬ言い訳を自分自身にしております 敬白
。